教員を辞めなければよかった?辞めてよかった・幸せな実態(小学校教員を辞めた感想)

教員を辞めなければよかった?
こんな人におすすめ
  • 教員を辞めようか悩んでいる人
  • 教員を辞めて、健康に過ごしたい人
  • 教員を辞めて、転職が成功するか不安な人

子どもが好きで始めたはずの「小学校教員」という仕事なのに、終わらない事務作業や理不尽な要求への対応、重い責任に押しつぶされそうになり、教員を辞めたいという気持ちが強くなっているのではないでしょうか。

自分の時間もほとんど取れず、適応障害やうつ病を発症してしまった方もいるかもしれません。思い切って教員を辞めて、心も体も元気に過ごしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

ただし、勢いだけで辞めてしまうのは、注意が必要です。退職後の生活が成り立たなくなってしまっては、本末転倒ですよね。

この記事では、私が小学校教員を退職して辞めてよかった理由や、辞めて後悔したことをリアルな経験からお伝えします。

小学校教員を辞めようか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでください。

教員を辞めなければよかったと後悔する理由

小学校教員を辞めて後悔することは
  • 収入が減ったり保証が薄くなったりする
  • 給食が食べられなくなる
  • 子どもに教える経験ができなくなる

収入が減ったり保障が薄くなったりする

公立学校の教員は公務員ですので、有難いことに毎月決まったお給料をいただくことができます。

福利厚生も手厚く、産休や育休などの制度も整っています。

たまに教師の盗撮や横領などイヤなニュースもありますが、基本的には社会的信用度の高い職業ですよね。

しかし、教員を辞めると、安定した収入や社会的信用を手放すことになります。

すると、次のような場面で困ってしまう場合があるかもしれません。

退職後に困る可能性のあるシーン
  • 各種ローンの手続き
  • クレジットカード作成
  • 最終的な退職金が減る
  • 転職先の福利厚生の違い
  • 失業保険が受けられない

大きな買い物をする予定がある方は、退職前に手続きを済ませることをおすすめします。

給食が食べられなくなる

教員の特権として、毎日のお昼ごはんは給食が出ます。

学校給食には、次のようなよさがあります。

  • 低価格で食べられる
  • 栄養バランスが考えられている
  • 自分で献立を考えたり用意したりする必要がない

まさに、安い!早い!旨い!の三拍子そろった有難い食事ですよね。

しかし、教員を辞めるとその給食を食べることができなくなってしまいます。

自分で昼食を用意する必要があるため、面倒に感じることもあるかもしれません。

外食をしたりデリバリーを頼むにしても、決して安くはなく、毎日となると出費がかさんでしまいます。

だからといって、お昼ご飯抜きにしてしまうと、健康によくありません。

教員を辞めたあとに、給食の有難みを改めて感じます。

給食自炊外食・デリバリー
栄養バランス
(600~700kcal)

(調整可)

(高くなりがち)
1食の値段約250円200~600円500~1500円
準備する時間0分10~30分5~15分
給食・自炊・外食(デリバリー)の比較

とはいえ、その日の気分で自分の食べたいものを選ぶ楽しさもあるので、退職後のランチタイムについてもイメージしておくとよいかもしれません。

子どもに教える経験ができなくなる

教員の醍醐味といえば、「子どもに教えること」ではないでしょうか。

そもそも「子どもが好き」「子どもの成長した姿を見ることが喜び」と感じて、先生を目指した人も多くいるでしょう。

しかし、教員を辞めると当然ですが「子どもに教える」という経験ができなくなってしまいます。

子どもとのかかわりに楽しさややりがいを感じていた方は、日々に物足りなさを感じたり寂しさを味わったりすることもあるかもしれません。

とはいえ、子どもとかかわることができる場所は「学校」だけではありません。

子どもと関われる仕事
  • 塾講師
  • 家庭教師
  • 放課後デイサービス
  • 学童指導員       など

このように、学校以外でも子どもとかかわることのできる仕事はあります。

教員は辞めても、子どもが好きでかかわっていきたいと考えている方は、転職先の選択肢として上記のような仕事を検討するのもいいかもしれません。

教員を辞めてよかった・幸せだと思う理由

小学校教員を辞めてよかった・幸せだと思う理由
  • 過度なストレスを負わずに済む
  • 仕事の仕方や生き方の視野が広がる
  • 自分の時間が増える

過度なストレスを負わずに済む

教員のように仕事のストレスが多いと、休みの日でも仕事のことを考えてしまいますよね。

また、平日では終わらなかった仕事をしてしまうという場合もあるでしょう。

ストレスが多い仕事休日に考えてしまうことの例
学級経営児童生徒への指導・教室環境の整備など
保護者対応電話や連絡帳、家庭訪問などによる連携
事務作業会議資料作成・前年度の確認
行事関係音源の準備・配役決めなど
授業準備授業の流れを考える・貼り物の準備など
〔教員のストレスが多い仕事別〕休日に考えてしまうことの例

すると休日であっても休んだ気分にならず、常に倦怠感を抱えているのではないでしょうか。

休日にも仕事から解放されず、適応障害やうつ病を発症してしまう方も少なくありません。

しかし、教員を辞めると仕事のストレスから解放されて、毎日を健康に過ごすことができます。

今まで仕事に追われていた休日や終業後も、自身の健康のための時間にあてることができます。

たとえば、仕事のことを忘れて趣味や習い事に取り組んだり、体を動かしたりすることでリフレッシュできます。するとストレス解消になり、心身共に健康でいることができます。

また、教員時代には後回しにしていた通院なども、曜日や時間を気にせず行けるようになります。

教員を辞めたことで過度なストレスから解放され、心身共に健康に過ごすことができるようになることは、「辞めてよかった」と感じる最大の理由のひとつです。

仕事の仕方や生き方の視野が広がる

教員として働いていると、どうしても「学校」という世界の中で物事を考えることが多くなってしまいます。

しかし、教員を辞めて学校の外に目を向けることで、「世界はこんなにも広かったんだ」と気付くことができるでしょう。

仕事は教員以外にもたくさんありますし、出会う人もさまざまです。

いろいろな人と出会い、いろいろな考え方に触れることで、自分の考えも広げたり深めたりできますよ。

たとえば、民間企業に転職すれば教員時代には知らなかったビジネスマナーを身に付けることができるようになります。

教員時代に培った能力や経験を生かせる場所が、意外にも多くあります。

教員時代に培った能力生かせる職業
コミュニケーション能力接客業 など
プレゼン力営業職 など
マネジメント能力オンライン秘書 など
指導力塾講師・家庭教師 など
包容力カウンセラー など

自分の能力を生かせる場所が、学校以外にもあることを知ることで、自信にもつながります。多種多様な考え方を知ることができ、人として成長するチャンスになるでしょう。

自分の時間が増える

教員をしていると、莫大な業務量から逃れられず、残業や持ち帰り・休日出勤も珍しくありません。

そうすると、仕事とプライベートの境界があいまいで、自分の時間を犠牲にして仕事をすることになります。

しかし、自分の時間を十分に取ることができないと、ストレスはたまっていく一方です。

教員を辞めて、莫大な業務から解放されると、自分の時間を十分に確保できるようになります。

たとえば、以下のような過ごし方ができるようになりますよ。

教員を辞めた後のプライベートの過ごし方
  • 休日に、仕事のことを考えずに友人や家族と旅行に行くことができる
  • 残業が当たり前の毎日から解放され、終業後にジムに行ったり習い事をしたりすることができる
  • 給食をかき込んでいた昼食も、ゆっくりと味わいながらランチを楽しむことができる

教員を辞めて自分の時間が増えることで、プライベートの充実度が増し人生が豊かになります。

教員を辞めた後のキャリアの選択肢

教員しか経験したことがなければ、辞めた後に別な仕事ができるか不安に思いますよね。

しかし、教員を辞めた後のキャリアの選択肢は意外にもたくさんあります。

教員は、さまざまなスキルを必要とされる職業です。

教員時代に身につけたスキルは、幅広い職種に対応できる武器になるのです。

教員時代に身につけたスキルを生かせる仕事には、以下のようなものがあります。

教員時代に培った能力生かせる職業
コミュニケーション能力接客業 など
プレゼン力営業職 など
マネジメント能力オンライン秘書 など
指導力塾講師・家庭教師 など
包容力カウンセラー など

教員を辞めた方が幸せになるサイン

教員を辞めた方が幸せになるサイン
  • 心身の不調が出ている
  • 不満や愚痴しか出てこない
  • 定年まで続ける姿が想像できない

心身の不調が出ている

人は健康でなければ、人生を楽しむことができません。

心身の不調が出ているのに無理をし続けた結果、さらに症状が悪化して適応障害やうつ病を発症してしまうことがあります。

自殺や過労死などで、命を落としてしまう可能性もあります。

私自身も、日曜日なのに涙が止まらず布団から出られなくなったことがありました。

学校が近づくと胸が苦しくなり呼吸が浅くなることも続き、限界を感じて休職することを決めました。

文部科学省の調査でも、教員の精神疾患による休職者数は高止まりが続いていることがわかります。

出典元:文部科学省「令和6年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」

心身の不調を感じたときは、無理せず一度立ち止まって働き方を考える必要があるでしょう。

不満や愚痴しか出てこない

人生の中で、仕事に費やす時間は多いですよね。

その仕事に対して不満や愚痴しか出てこないということは、人生そのものがつまらなく感じてしまうのではないでしょうか。

不満や愚痴しか出てこない場合、仕事そのものや環境が合っていないこと、他の職種や働き方のほうが向いていることが考えられます。

以下のような場合は、教員以外の働き方を考えてみてもよいかもしれません。

  • 膨大な業務に追われ、一番大切にしたい子どもたちとのかかわりが疎かになってしまっている
  • 楽しかったはずの行事が苦痛に感じる
  • 日々の子どもたちとのかかわりを楽しめない
  • 家に帰ってからも、家族に愚痴ばかりこぼしてしまう

定年まで続ける姿が想像できない

人は、未来が見えないことを続けるのは難しいと感じます。

教員は長く続けることでキャリアが積み上がっていく職業ですが、未来が想像できないまま仕事を続けていくことは苦痛に感じてしまうでしょう。

私自身も、3人の子育てをしながら教員を続ける未来が見えず、退職を決意しました。

収入は安定していますが、時間の使い方や健康面を考えると、将来への希望が持てなくなってしまったのです。

教員を続けることに悩んだら、一度未来の姿を想像してみましょう。

そこには、笑って先生をしているあなたが見えますか?

教員を辞める前に考えるべきこと

教員を辞める前に考えるべきこと
  • 辞めたい理由を明確にする
  • 辞めた後の生活を考えておく
  • 辞めずに環境を整える方法はないかも検討する

辞めたい理由を明確にする

仕事を辞めるということは、人生において多大な影響を及ぼします。

なんとなく…という気分やそのときだけの勢いで辞めてしまうと、退職後に後悔する可能性が高くなってしまいます。

後悔の例
  • 貯金を切り崩しながらの生活で、お金が足りなくなってしまう。
  • ほかにやりたいことが見つからず、結局教員に戻る。

そうなることを避けるために、「なぜ辞めたいのか」という理由を明確にしておきましょう。

辞めたい理由を明確にする方法の例
  • 自分の気持ちを、紙に書き出してみる。
  • 信頼できる人に、気持ちを話してみる。
  • すでに教員を辞めた人の話を聴いてみる。

辞めた後の生活を考えておく

大前提、教員という仕事を辞めても人生は続いていきます。

辞めた後にどうやって生計を立てていくのか、どうやって生活していくのかを考えておかなければ、退職後の生活に困ってしまいますよね。

そうならないためにも、家族と相談したり、転職先や収入源を考えたりしておくと退職後も安心して日々を送ることができるでしょう。

辞めずに環境を整える方法はないかも検討する

辞めることばかりについて話してきましたが、辞めなくてすむならばその方がよいのではないでしょうか。

そもそも情熱をもって教員という職業に就いた人も多いはずです。

子どもたちとの楽しい毎日、安定した収入、手厚い福利厚生。

教員を続けるメリットは大きいのも事実です。

以下のような方法で、快適に働けないかも考えてみるとよいのではないでしょうか。

問題解決法
職場の人間関係がよくない担当学年や配置の変更、異動
通勤時間が長すぎる自宅から近い学校への異動を希望する

退職を悩んだら、辞めずに環境を整えられないかも検討してみるとよいでしょう。

小学校教員を辞めた感想

小学校教員を辞めた感想
  • 心と体が元気になった
  • 我が子との時間を大切にできるようになった
  • 未来が明るくなった

心と体が元気になった

私自身、小学校教員を辞めたことで心と体が元気になりました。

というのも、育休から復帰しはじめて1年生を担任したときに、以下のような原因で夏休みに適応障害を発症してしまったのです。

適応障害になった原因
  • 先輩教員からの圧
  • 家事育児との両立の難しさ
  • 何をやっても上手くいかない無力感

2学期以降学校へ行けなくなってしまい、病気休職を経て年度末に退職を決意しました。

休職期間中には、いろいろな感情で胸がいっぱいでした。

休職中に感じたこと
  • 残してきた学級の子どもたちや保護者への申し訳なさ
  • 学校に迷惑をかけているという罪悪感
  • 1年間やりきれなかった悔しさ

しかし、膨大な業務やプレッシャーから解放されたことで、だんだん元気になってきました。

余計なストレスを感じることがなくなり、プライベートを充実させられるようになりました。

月曜日が怖くなくなり、楽しい毎日を過ごしています。

気持ちが軽くなり、このようなことに時間が使えるようになり、毎日が充実しています。

充実した毎日の過ごし方
  • 趣味の編み物、ピアノ、映画鑑賞
  • 我が子とお散歩
  • 新しい学び、転職に向けた挑戦

我が子との時間を大切にできるようになった

小学校教員時代は、我が子のことを後回しにしないと仕事が回りませんでした。

休日や家に帰った後も持ち帰った仕事に追われ、我が子との時間を大切にすることが難しかったのです。

しかし、仕事を辞めたことで時間と精神的余裕がうまれ、我が子をしっかりとみれるようになりました。

我が子との時間
  • 子どもが熱を出しても、罪悪感なく看病できる。
  • 朝の時間に余裕が生まれ、ガミガミ怒ることが減った。

頭の片隅に仕事のことを置かず我が子のことに集中できるようになったのは、教員を辞めて得られた最大のメリットです。

未来が明るくなった

教員をやっていたときは、仕事に追われ多大なストレスがかかり、持続可能な生活が送れずに明るい未来がみえませんでした。

しかし教員を辞めて「学校」から離れたことで、世界が広がりました。

「先生」でなくても自分が輝ける場所があることを知りました。

今の私は、在宅ワークをしながら我が子に「おかえり」といえる働き方に向かっています。

また、地域の産後ヘルパーとして、ママと赤ちゃんのサポートをすることに喜びを感じ、教員よりも合っていると思える仕事もみつけられました。

教員を辞めたことで、自分のよさや可能性、本当にやりたいことにじっくりと向き合い、明るい未来に向かって歩き出すことができています。

よくある質問

よくある質問
  • 教員を辞めたいと思うのは、甘えではないか?
  • 教員を辞めると、収入が減ってしまうのでないか?
  • 教員を辞めたところで、転職先はあるのか?
Q
教員を辞めたいと思うのは、甘えではないか?
A

結論、教員を辞めたいと思うのは甘えではありません。

やめたいという気持ちを放置してしまうと、心や体も壊してしまうことがあり、人生が壊れてしまうこともあるためです。

たとえば、このような気持ちや症状が出ていると、不調が起こるサインかもしれません。

心や体からのサイン放置した結果
頭が痛い脳梗塞など
お腹が痛い膀胱炎や胃潰瘍など
朝起きられない、眠れない、
涙が止まらない、動悸がする、
胸がつまる感じがする  など
適応障害、パニック障害、
うつ病などを発症

私自身も、違和感を無視して頑張り続けた結果、適応障害になってしまいました。

自分の健康を守れるのは、自分だけです。

Q
教員を辞めると、収入が減ってしまうのではないか?
A

教員を辞めると収入が減るかどうかは、転職先や働き方によります。

大前提、生き方や働き方はさまざまです。

家族との時間やプライベートを大切にするためにパートやアルバイトにしたり、やりがい重視で教員より給料の低い仕事についたりすると、当然収入は減ります。

しかし、教員より給料の高い会社に就職したり、フリーランスでゴリゴリ稼いだりする場合には、収入を増やしていくことも可能です。

Q
教員を辞めたところで、転職先はあるのか?
A

教員を辞めた後の転職先は、いろいろあります。

教員はさまざまなスキルを求められる職業です。

教員時代に培った経験や身につけたスキルは、他の仕事でも武器になります。

教員時代に培った能力生かせる職業
コミュニケーション能力接客業 など
プレゼン力営業職 など
マネジメント能力オンライン秘書 など
指導力塾講師・家庭教師 など
包容力カウンセラー など

まとめ

教員を辞めなければよかったと後悔するかどうかは、人によって異なります。

改めて振り返ると、後悔する人と幸せになる人は、このようなことを感じていますよ。

辞めなければよかった
後悔の声
教員を辞めてよかった
前向きな声
・収入が減ったり保障が薄くなったりする
・給食が食べられなくなる
・子どもに教える経験ができなくなる
・過度なストレスを負わずに済む
・仕事の仕方や生き方の視野が広がる
・自分の時間が増える

ただし、このようなことを実践すると、やめるべきかどうかも判断しやすくなりますよ。

  • 辞めたい理由を明確にする
  • 辞めた後の生活を考えておく
  • 辞めずに環境を整える方法はないかも検討する

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よくよく考えて自分が納得してくだした決断であれば、辞めることにしても続けることにしても前に進むことができるはずです。

あなたの人生を応援しています。

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